空が高すぎる

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| 2016.11.14 Monday () | - | - | - |
いろいろな意見はあるかもしれませんが・・・
 最近いろいろと「耳を疑う」ようなニュースが多い。

 もっとも最近では、久間さんの発言。
 発言そのものももちろんなのだけど、
 その後の彼や、政治家の多くの方の発言を聞いていると
 書こう、書こうと思いつつ、
 その気を奪われるというか
 脱力してしまうというか、
 あまりに情けなくて、という感が強かった。
 ただ自分にとって、原爆の問題は
 今の自分の原点となった大切な問題なので
 いずれきちんと向き合って書くつもりでいる。

 それは置くとして
 これもまたちょっと俄かには信じられないニュースだった。
 少なくとも僕にとっては。

 昨年6月、自殺対策基本法が制定された。
 そのときにも漠然とした違和感を持っていたが
 今回のこのニュースを読んで
 どこに違和感があったかがはっきりわかった気がする。

 自殺予防総合対策センターが
 自殺者遺族数百人対象に、聞き取り調査を行う。
 遺族の精神的ケアをしながら、とあるものの、
 聞き取り内容は、亡くなった方が死に至るまでの経緯であり、
 その内容を分析して、対策につなげる、という。

 遺族の方にもいろいろな方がおられるので一概には言えないし、
 おそらくこうしたことが
 ご自分のつらい経験を語ることで
 自殺者がすこしでも減ることを信じて
 協力をされるのだと思う。

 しかし、である。

 自殺者遺族の方の多くは、
 自分の愛する家族の死について
 自分を責める気持ちを持つことが多いというのは
 この問題を考えたことのある人の間ではもはや常識である。
 彼らの多くは、身内を救えなかった自分を責め、
 傷つき、つらい思いを消せずに日々を送っている。
 その彼らに、上記のような質問をするという無神経さは
 ぼくには信じられないことだ。

 もちろん先に述べたように
 彼らの多くは、そのことが対策につながると信じているだろう。
 そしてこういった取り組みに
 そういった側面が無いとはぼくも思わない。
 ただそこには憂慮すべき点があるように思えてならない。

 よく知られているように(そしてそれが法律制定の背景にあった事実だが)
 日本の年間自殺者は9年連続で3万人を超え
 先進国で断トツの自殺者率となっている。
 ここに社会的な理由があることは明白だとぼくは思う。

 しかし、自殺した方の性格傾向や
 その直前の様子を詳しく調べると言うこうした試みは
 しばしばその当人の性格傾向や
 家族の対応などに注目するあまり、
 社会的理由の軽視につながるだろう。
 ぼくはそのことをもっとも憂慮する。
 なぜなら、先にも述べたように、
 愛する方の自殺に直面した家族の方の多くは
 そもそもはじめからそういった側面に目が向かず、
 自身を必要以上に責め、傷ついているからである。
 ただでさえそうした傾向がある彼らを
 より追い詰めるようなことをして
 あるいは社会的な大きな責任があるやもしれぬ問題について
 蓋をしてしまうような政策は
 はっきりいって許されるべきではない、と僕は思う。

 もちろんこうした問題にはいろいろな意見がありうる。
 しかし、ともするとさまざまなことが
 「自己責任」の言葉で語られ
 単純に処理されていく今の世の中の流れが
 僕はとてもいやである。
 この問題も、そうした側面を色濃くたたえたものだと思う。



| 2007.07.04 Wednesday (17:35) | 辛口 | comments(0) | trackbacks(0) |
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| 2016.11.14 Monday (17:35) | - | - | - |
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